本記事ではSEOの外部対策として、以下3点について紹介していきます。
・そもそもSEOの外部対策とは
・SEOの外部対策を行うメリット
・SEOの外部対策の具体的な方法
SEO対策を成功させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

SEOの外部対策とは

 
SEOの外部対策とは、簡単に言えば「被リンクを増やす」こと。
良質な被リンクは、SEOの評価を高める効果があります。
実際「Googleが掲げる10の事実」の「ウェブ上の民主主義は機能する」という項目において、「コンテンツの重要度を図る際に、膨大なユーザーが張ったリンクを基準としている」ことが述べられています。
ただしこの際重要となるのは「良質なリンク」という点。
・自サイトと近い内容のコンテンツ
・PV数やドメインパワーが優れているサイト
などから受けた被リンクでないと、検索エンジンから「優れたコンテンツ」と認識されないので注意しましょう。

SEOの外部対策は必要?

結論から言えば、SEOの外部対策の重要度はかなり高いです。
理由は以下の通り。
・被リンクが重要であることをGoogleが公式に認めている
・内部対策より効果が出るのが早い
外部対策は自社だけで完結する施策ではないため、すぐに実行できるものではありませんが、効果が出るのは内部対策より圧倒的に早いです。
これは、クローラーは「人気のあるページ」「重複していないページ」など優秀なコンテンツを優先してクローリングするため。
要するに、SEO上強いサイトからの被リンクは、あなたのサイトのクローラーの巡回頻度を高めることに繋がります。
結果的に、自社サイト内で行ったSEO施策は早期に評価されるようになり、上位表示までの時間を大きく短縮する効果が期待できます。

SEOの外部対策のメリット

 
それでは具体的にSEOの外部対策にはどのようなメリットがあるのでしょう?
・順位がつきやすい
・シェアされる可能性が高くなる
・権威性が高まる
これら3点について紹介していきます。

順位がつきやすい

先ほども述べましたが、既にインデックスされているサイトからのリンクによって、自社サイトがクローラーからインデックスされやすくなります。
そうすることで、自社サイトのコンテンツは早期に順位がつきやすくなり、「リライトすべきコンテンツかどうか」の判断を素早く行えるようになるでしょう。

シェアされる可能性が高くなる

外部対策として、被リンクを受けるためにSNSシェアボタンの設置などを行うのも有効です。
これにより、「いいコンテンツだ」と思ってくれた人によるSNSのシェアが期待できます。
SNSのシェアにより期待できる効果は以下の通り。
・SNSからの流入が増える
・SNSでサイト名などがメンションされることで、SEOの評価が期待できる
・サイト内のユーザー行動が蓄積され、コンテンツが再評価される
SNSからのリンクは基本的に「nofollow(リンク先まで巡回されない)」であるため、SEO上の直接的なメリットはありません。
しかし、このような二次的な効果が期待できるため、積極的にSNSでのシェアも促していきましょう。

権威性が高まる

SEOの評価項目として、「E-A-T」というものがあります。
・Expertise(専門性)
・Authoritativeness(権威性)
・Trustworthiness(信頼性)
この3点を高めていくことでSEOで評価されやすくなるのですが、このうち「権威性」は外部対策によって高めることが可能です。
評価の高いサイトからの被リンクが増えていくほど、検索エンジンから「このサイトは権威があるサイトだ」と認識されるようになります。

SEOの外部対策の方法

 
それでは、最後にSEOの外部対策、つまりは良質な被リンクを貰うための具体的な方法を紹介していきます。

プレスリリースの配信

プレスリリースとは、マスコミやメディアなどの報道機関に対して情報を提供し、報道・告知してもらうことを指します。
プレスリリースをしてもらうことで、報道したメディアからの被リンクを受けることができるので、告知したメディアの数だけ被リンクが増えることに。
ただ、そのためには「メディアが取り上げたい」と思える情報・文章を提供することが何よりも大事です。
例えば「PR TIMES」では非常に多くのプレスリリースを配信していますので、見てみるとイメージしやすいかと思います。

広告の配信

テキスト広告やバナー広告を出稿することで、出稿先のサイトから被リンクを得られる効果が期待できます。
ただし、基本的には「nofollow」でリンクを送られることが想定されるので、直接的なSEOの効果よりかは、「訪問数の増加によるユーザー行動データの蓄積」などの間接的な効果の方が大きいでしょう。

サテライトサイトの作成

自身で被リンク用のサテライトサイトを構築し、本サイトの外部対策を行うという方法もあります。
しかし、検索エンジンのアップデートにより、
・自作自演のリンク
・低品質なサイトからのリンク
などはかえってSEOの評価を下げてしまうことに。
つまり、逆に言えば「品質の高いサイトからの自然なリンク」を送れば外部対策としての効果は十分発揮してくれるでしょう。
ある程度育てたサテライトサイトを使用するのはもちろんのこと、リンクの数は最小限に留めるなどして、ペナルティを受けないようリンクを送るといいです。

ディレクトリ登録

今は閉鎖されていますが、「Yahoo!カテゴリ」などのディレクトリサービスに登録することでも、手っ取り早く被リンクを獲得することができます。
ただし、こちらに関してもSEOで評価されているサイトからの被リンクでないと逆効果となってしまうため、ディレクトリサービスの見極めは非常に重要。
また、そもそも2015年時に多くのディレクトリサービスがペナルティを受けて閉鎖しているため、使用したい方は海外の「dmoz」を試してみるといいでしょう。

コメント投稿機能のあるサイトへの投稿

コメント投稿機能があるサイトで自社サイトのURLを掲載することで、被リンクを獲得することが可能です。
繰り返しになりますが、この際はなるべくSEO評価の高いサイトを選ぶようにしましょう。
コメント機能付きかつSEO評価の高いおすすめサイトはズバリ「NewsPicks」です。

相互リンク営業

他社サイトに相互リンクを持ち掛けるという方法もあります。
これは評価が高いサイト同士でリンクを送り合うことで、双方のSEO評価を高めようという施策。
関連性がないサイト同士だとあまり効果が得られないこともあるので、
・ある程度関連性がある
・直接競合していないサイト
・SEO評価がそれなりに高い
という条件を満たすサイトに対して営業を掛けてみるといいでしょう。

リンクサービスの利用

最後に、リンクサービスを利用するという方法。
こちらもディレクトリサービスと同様に、評価の低いペナルティサイト等からリンクを受けてしまうと、却ってサイトの評価を下げることとなってしまいます。
・リンク元を明示してくれるか
・リンク元のページのSEO評価は高いのか
・どのような形式でリンクを発するのか
などはしっかりチェックしておく必要があるでしょう。

SEOの外部対策まとめ

SEOの外部対策は「被リンク」を獲得すること。
シンプルな対策ですが、外部のサイトからリンクを貼ってもらうわけですから、自分の意思だけで決まるものではありません。
しかも、良質でコンテンツの親和性が高い優良リンクならなおさら獲得するのは難しいでしょう。
その点、リンクサービスならば、ペナルティのないリンクで、なおかつ親和性が高く、既に評価されているサイトからの被リンクを得ることが可能です。
デメリットといえば料金がかかることですが、コスパを考えれば最も利用価値の高いSEO施策の1つと言えるでしょう。