LPO対策には、サイトでのおすすめ商品を絞り込んで商品に付加価値を付けることも大切です。
例えば、ネットスーパーのチラシでは、お買い得感をユーザーが感じられる企画を見つけることができます。
「限定」や「割引」の文字に弱いユーザーは、多いものです。
プレゼントや会員制のポイントシステムも、リピーターの確保には有効です。
こうした企画は、ランディングページにも応用することができます。
商品の発送を行うときにも、チラシを同封することでお買い得感をアピールすることが可能です。
実は、ほとんどのユーザーは、文字を読まずにイメージで内容を判断しているといいます。
検索サイトでキーワード広告のテキストからアクセスしてくるとしても、流し読み程度だそうです。
つまり、広告はインパクトが強いもののほうが、より多くの人に注目されるとも考えられます。
そのため、LPO対策では、パッと見で内容が理解できるようなランディングページを作ることが効果的です。
色や文字の太さなどを工夫して、目から入ってきやすいページにすることが大切なのです。
よく言われるのが、5歳の子供にもわかるように表現するということです。
ランディングページでインパクトを与えて、すんなり購買に移ってもらえるように工夫してみてください。

アフィリエイトサイトなどを運営するにも、SEO対策とLPO対策を行うことは欠かせません。
検索エンジン最適化の略称であるSEO対策は、検索結果として目立つ位置に頻繁に表示されるようにウェブページを書き換えることです。
似た言葉にSEMがありますが、こちらは検索エンジンに出稿した広告から自社のウェブサイトへの訪問者を増やすマーケティング方法です。
SEOとSEMには緊密な関係があり、ひとまとめに扱われることも少なくありません。
一方、LPO対策は、訪問者が成約する確率や滞在時間を長くするための対策です。
ランディングページ最適化の略称で、訪問者をサイトに誘導するためのSEO対策の先に位置する対策です。
SEOは検索エンジンをターゲットに、LPOは訪問者をターゲットにして対策を行います。
どちらか一方を行うだけでは、ウェブ上での成功はあり得ません。
利益を上げようとするには、SEOでサイトを見つけるとっかかりを作り、LPOでサイトに直接誘導することが必要なのです。
ただ、最近では、SEO対策よりもLPO対策に力を入れたほうが、成果が出やすいといわれています。
LPO対策をしっかりしたほうが、訪問者がアクションを起こして成果となって現れやすいのでしょう。
そのため、効率よく成果を上げることができるのは、LPO対策と考えられているというわけです。