ブルーオーシャンと呼ばれる戦略に注目が集まっています。
ブルーオーシャン戦略とは、
競争相手が少ない市場もしくは競争相手が存在しない市場を探して、
そこで戦っていくマーケティング戦略のことです。

欧州経営大学院のW・チャン・キム教授とレネ・モボルニュ教授によって提唱された戦略論で、
競争相手が少なく流れる血が少ないことから
ブルーオーシャンと呼ばれています。

この戦略に対して、競争相手が乱立している市場で戦うことは、
流れる血が多いことからレッドオーシャンと呼ばれています。

競合サイトよりも多くの被リンクを獲得したり、
表示速度や文字数などの要素を意識したりする
従来のseo対策はレッドオーシャン的な考え方で、
競合サイトとの競争が終わることはありません。

このような終わりが見えない戦いから抜け出してブルーオーシャンを目指すためには、
まずは自サイトのユーザーに目を向けることが大切です。

従来のseo対策で実施されてきた施策のほとんどは、
実はユーザーが求めているものではありません。

そのため、まずは自サイトを訪問するユーザーが何を求めているのかをしっかりと考えることが重要です。
また、ライターを正しくサポートすることもseo分野において
ブルーオーシャン戦略を進めていくための要素のひとつです。

ライターに与える情報はコンテンツの質を左右する重要な要素ですが、
現在多くのサイト運営者がキーワードや文字数を指定した上でコンテンツ制作を依頼しています。

このような指示はレッドオーシャンにつながってしまうので、
キーワードや文字数が先行したコンテンツ制作は避けるべきです。

コンテンツ制作で最も重要なのは、
ユーザーが求める情報を提供できるかどうかなので、
キーワードや文字数を意識せずに丁寧にコンテンツを作り上げていきましょう。

コンテンツ制作では事実を正確に提供することを意識する必要があります。
ほとんどのユーザーはウェブサイトの情報に信憑性を求めているため、
嘘偽りがない情報を提供することが大切です。

発信する情報に信憑性を持たせるためには、
引用できる事例やデータを積極的に活用するとともに、
専門知識を有したライターにコンテンツ制作を依頼する必要があります。

また、ユーザーの滞在時間を向上させるためには、
コンテンツにストーリー性を持たせるのが有効です。

インターネット上にはストーリー性がないコンテンツが溢れているため、
ストーリー性を意識するだけでレッドオーシャンから抜け出せる可能性が高まります。